パーツが多い場合は簡単な図面を書いて制
作工程を考えたりします。
このペンダントトップは、初期の段階では透かし
模様の部分が、開くようにしようって、図面と、
頭の中では、完成してたのですが、予算の関
係上ボツになりました。。

普通に、ああ。。ココ開くんだな〜ってわかる構
造では、面白くないので、見た目は開きそうもな
いんだけど、隠された部分を引っ張ることで、ロ
ックが解除され、開いちゃうっての考えていたん
ですけど。

また機会があったらチャレンジして見たいと思
います。
透かしのパーツはパラフィンワックスを使いました。
透かしのパーツ以外は、地金から作りました。

透かしパーツにはアクセントとしてミル鏨を使い、
模様を入れました。
ロウ付け(ロウ材を使っての接合)しまくったチェ
ーンです。もともと一列のあづきチェーンを、2
列バージョンと3列のバージョンを作りました。

実際には、2列のチェーンがもう一本あります
ので、ロウづけ個所はなんと700箇所オーバーです!

透かしのパーツも唐草をロウ付けして、組みあ
がりました。
ここで、表と裏のパーツとシャカダマを一気にロウ付
けいたします。

ちょうど、2つのパーツの接合面にシャカダマがくるよ
うにしてるので、おのずと、シャカダマまで、ロウが回
ります
ジョイントバチカンも、このチョーカー用に、地金から
手作りいたしました。
出来あがったのがこれです。

あまり光らないように、マットな感じに仕上げました。
左の面は、わざと表面を荒らした、表情にしてます
この表情がこの作品の最大のコンセプトです。シル
バーの地金を打ち出しにてお椀状にし、バーナー
で半溶かし部分をランダムに作ったり、面の粗いハ
ンマーで叩いたりして作りました

お客様はとっても綺麗な方で、エレガントは雰囲
気をもってらっしゃいましたので、よくお似合いだっ
たと思います。


最後までご覧頂きありがとうございます。

以上途中かなり省略してますが、こんな感じでお
作りいたしました。